「賀寿」とは、年上の方の長寿を喜び、さらに健康でいてほしいという願いを込めたお祝いです。普段は口にしづらいですが、育ててくれた感謝と健康に注意してほしいという子から親への気持ちを伝えるためにも、床の間には長生きと健康を願う「松竹梅鶴亀」や、祖父母がいつまでも仲睦まじくとの願いを込めた「高砂」の掛軸をお掛け下さい。
家族を今に導いてくれた年長者を敬うことは日本のみならず、世界共通の文化です。賀寿には、家族皆で食事をし、年長者の豊かな経験から得られた貴重なお話に耳を傾けたりして、家族の絆を深める大切な機会としてお過ごしください。
松竹梅は中国の画題のひとつ「歳寒三友」(さいかんさんゆう)が由来とされ、厳寒の冬の中でも松・竹は常緑を保ち、梅は花を咲かせることから縁起の良い樹木とされました。日本で「松竹梅」が吉祥の象徴とされるようになったのは、松は常緑で不老長寿に繋がるとして平安時代から、同じく常緑である竹は室町時代から、冬に花を咲かせる梅は江戸時代からといわれています。「鶴は千年・亀は万年」といわれているのは、中国の神仙伝説に鶴は千年・亀は万年の寿命を楽しむといわれ、長寿の証とされてきました。ともに仙人が仙術を用いて、空中を移動する時は鶴に、水中を渡る時は亀に乗って移動したといわれています。
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