「婚」は愛し合う二人が縁を結ぶことにより、これから両家が家族となり、新しい家系を築き上げていく始まりです。両家が正式に二人の婚姻を認め、門出を祝うために「結納」が行われます。この結納の儀式に欠かせない掛軸が「高砂」です。これからの長い人生を二人で支え合い、一生添い遂げてほしいという願いが込められています。女性側の家族が男性側の家族に対し、すてきなご縁をいただいたことに感謝を示し、今後二人が末永く過程を築いていくため見守ってほしいとの願いを込めます。結納の際は両家顔合わせのの床の間に「高砂」の掛軸をお飾りください。
その昔、兵庫県にある高砂神社の境内に、一本の根から雌雄の幹が左右に分かれた松(黒松と赤松)が生え、そこに「尉(じょう)と姥(うば)」に姿を変えたイザナギ・イザナミという二人の神様が現れ、夫婦の在り方を説きました。以後、この2神を縁結びと夫婦和合の象徴として信仰するようになりました。結婚式でのめでたい謡(うたい)として有名な謡曲「高砂」は現代まで受け継がれ、優しく微笑み合う翁(おきな)と媼(おうな)、末永く睦まじい夫婦の理想像です。
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北条静香 吉祥高砂 尺五立 192,500円(税込価格)
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喜多川東観 高砂 尺五立 88,000円(税込価格)
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