こちらは掛軸・額装・行燈は、2023年7月8日をもって生産が終了いたしました。 |
Q1)ウルトラマンシリーズは好きですか?そしてどのウルトラマンが一番好きですか?
西嶋:勿論。一期ウルトラシリーズ(Q、マン、セブン)は私が生まれる前の作品なので、後追いですが、エース、タロウぐらいからは夢中で観ていたのを、はっきりと覚えています。既にウルトラ兄弟、ファミリーの確立した頃に見始めているので、今も孤独に戦うヒーローよりチームや絆を大切に戦うヒーローに惹かれる気はします。
また、丁度私も子供が産まれた頃には平成ウルトラシリーズも盛り上がり、一緒に盛り上がってました。今も楽しく観させて頂いてます。トリガーもデッカーも胸熱です。
Q2)今回の掛軸作品の製作に向けて、どのような準備をしましたか?
西嶋:お話を頂いてから作品を何度も見返しながら、自分が感動したシーンや、熱くなったシーン、その時のポーズや構図をスケッチしたり感じた事をメモをしたり…。
大半は、その深い話にすっかりのめり込み、考えさせられる事が多かったのですが…。
Q3)セブンを描く際に一番気を付けた部分は何でしょうか?
西嶋:セブンは、個人的に、大人になった今でも、頼もしい存在と映りました。更にウルトラ警備隊やカプセル怪獣など、チーム戦の頼もしさも含めて表現できればと。最後に、ダンとアンヌの別れの象徴や哀愁も含め、作品世界全体を感じてもらえればと。
Q4)レオについてはいかがですか?
西嶋:子供の頃リアルタイムで観ていた作品ですから、作品を見返す度に、当時の時代背景や流行が如実に繁栄されている事を思い出しました。
思わず当時ウルトラシリーズと同じく夢中になっていたカンフー映画も見返したり。ダン隊長との熱血な師弟関係や特訓、兄弟愛、当時の熱い魂を表現できればと。宿敵に臆せず進化遂げていく姿が描けるよう注力しました。
Q5)今回の作品で一番難しかった部分はどこですか?
西嶋:これまで、墨絵、水墨といった墨一色で描く事で日本画的な表現を感じて頂く事が多かったのですが、今回は、彩色も施しながらも和紙に日本画の伝都的技法で柔らかさ暖かさ、力強さを感じて貰えるよう、そのバランスに苦労しました。
星空を描いたのも初めての経験ですが、墨や色を置いた後、乾ききる直前にニカワを飛ばし星を表現する等、何度も失敗したりしてますが。
Q6)作品をどう飾ってほしいでしょうか?
西嶋:同じファン仲間として見て頂ける、楽しんで頂けると嬉しいです。ウルトラマンシリーズは、私も考えさせられたり勇気を貰う事の多い作品です。神仏自然への尊敬や感謝に等しく身近に感じて頂ける楽しみ方をして頂けると嬉しいです。床の間や和の空間に限らず、様々な場面で楽しんで頂ける事を私も楽しみにしています。
Q7)このインタビューを見ている方々に一言お願いします。
西嶋:長く心捕まれてきた作品の記念イヤーに関われた事を大変嬉しく思っています。いちファンとして、作品世界の表現を、一緒に楽しんで頂ければ幸いです!
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